エンビ(塩ビ) 曲げ加工
本日はアクリルのエクセルなのに
塩ビ(エンビ)の加工です。
「アクリルのエクセル」と言いながら実は塩ビも加工出来るんです。
1枚の板を曲げて曲げた隙間に1mmのパネルが入る物を製作いたしました。
最初にアクリル曲げヒーターを用意します。
当社ではアクリル・エンビ等を曲げるように
丸ヒーター・角ヒーター(4面で角が違うので場所によって使い分けられます)
を使い分けていますが
今回は曲げた面がUの字のように平行に曲げたいので
熱を入れる際に当たる面が広くなる角ヒーターの広い面を使用しました。
最初に3つほど曲げ分けて実験してから進めて行きます。
1番上が20秒 これは開きすぎです・・
2番目は30秒暖めすぎて丸くなってしまいました・・・・
1番下が25秒 下の板と平行が出ました
これで100枚ほど曲げられればご注文の商品になりそうです。
エンビの板を寸法に切って曲げ加工のスタートです。
先ほどの実験結果のまま25秒暖めて曲げて行きます。
見てると簡単そうですね~
曲げは外の温度や風の流れで
曲がり方が大幅に変わってきますので
経験に基づいて「グニャ」と「フニャ」の間位で曲げます・・・
加工に慣れてる人以外は全然意味分からないですね・・・
感覚的にはパスタの「アルデンテ」が近いかもしれません
ちょっと芯が有る位で曲げると綺麗なんです。
なので実験で得た結果25秒を元に手の感覚で更に綺麗に曲げる実験です。
上が アルデンテ状態で曲げた物
下がグニャっとした状態で曲げた物
これで曲げるに当たって必要な情報は揃いました
じゃ 100枚ちょっとをエンビのアルデンテで綺麗に曲げましょ~
始める前に実験しまくったので100台とちょっと全部綺麗に出来ました~