正多面体をつくりました〜♪
こんにちはZUBOです♪
怒濤の2011年ももうすぐ終わりですね。
2012年は心より良い年であって欲しいと思います♪
さて忘年会も終わってしまったアクリルディスプレイのエクセルですが、
仕事納めの28日までアクリル加工のお仕事に休みはありません♪♫
とつぜんですが皆様、「正多面体」って何種類あるかご存知ですか?
実は私、今回のお仕事をやるまで知りませんでした〜(^▽^;)>
答えは「5種類」!
それだけしか無いんですね〜
正多面体とは
『すべての面が同一の正多角形で構成されてあり、
かつすべての頂点において接する面の数が等しい凸多面体のこと。
正多面体には
の五種類がある。』wikipediaより引用
だそうです!!
勉強になります♪
そんな訳で今回はこの「正4面体、正6面体、正8面体、正12面体、正20面体」
をアクリルで削り出してしまいますっ!!
とはいっても事はそんなに簡単ではありません
まずは正多面体がどんな物なのか、分からない事には戦いようもありませんっ!
敵を知り、己を知れば、百戦危うからず
でございます♪
角多面体の展開を、アクリル1mm板でレーザーを使って切り出します
右上より
「正6面体、正12面体、正20面体」
「正4面体、正8面体」
になります。
12面体だけ紙なのには、特に意味はありません♪
まずは正4面体
角面が正三角形の三角錐です。
ブロックを決まった角度で削れば良い
と言えば簡単ですが、そうは簡単にはいきません。
加工には必ず「固定」が必要になります。
固定する力が足りなければぶっとばされて大変危険です!
ただ固定したい方向と機械の加工できる方向が必ずしも一致する訳ではないので、
画像にあるような治具を利用して加工します。
キチンを固定する方法さえ考えてあげられれば後は簡単です♪
とりあえず正四面体は形になりました♪♫
あとはバフ研磨で磨くだけです☆
こちらは正二十面体
20面体になると一つ一つの面の面積が減ってしまい
一個物から出すのは削り出すのは大変危険で難しくなります。
そこでコレは三分割としました。
五角錐×2 +真ん中の10面(の三角をもつ)体です
そうする事で固定する面が決まるので加工も簡単になります♪
接着は出来る限り無気泡にしたいのと、接着後の引けを避けるため
「光接着」を用います☆
光接着はある特定の周波数の光(紫外線)に反応して固まる透明の樹脂を
接着剤として使っています。
対象物を溶かしてくっつける「溶剤接着」と違い
引けがほとんどないのが特徴です♪
あふれた接着剤が製品の仕上がり面に付着して汚さないように
テープで養生してやります。
ピシッと奇麗に貼っているので、まるで磨いて仕上がっているように見えますね♪
下に見えるのが紫外線を出す蛍光灯です。
製品のふちには位置決めの為のガイド兼、接着剤を溜める為の
土手を用意しています。
接着剤を適量溜めて〜
えいやっ!!
ではなくそぉぉぉぉ〜っと… パーツを重ねます
光接着は紫外線を当てない限り硬化しないので他の接着方法のように
時間を気にして手早くやる必要はありません♪
ただ自然光でも徐々に固まってきてはしまうので、
そんなにゆっくりもしてられませんが
さて光を当てて硬化させてる間にも一つ他の部品を光接着です
この青い光が紫外線(実際には見えないはずなので着色してる訳ですね)
長時間見てると良くないそうです。
パソコンのモニターで見てる分には関係ないですが(^^;
さてさて、貼り合わせたブロックから正十二面体を削り出します!
正十二面体は形状的に一個物で出来ると踏んだ訳です♪
手前に貼ってある五角形は削る上でのガイドになる部品です。
ガイドにあわせてギョゥインギョゥイン削っていきますっ!!
だんだん形が見えてきました♪
最初に頭の中で完成するまでの行程をイメージしてから作業する訳ですが
実際作業してると思ってたのと違う事実が判明する事もしばしば…
正12面体は自分の思った通りに加工できました♪
ちなみに正八面体のラミ○ル君は一個物から削り出そうとして断念しました。
最初の二面削った時点で完成がイメージできなかったので、真ん中で分割
接着で仕上げた方が早いと踏んだ訳です
面の数が多いか少ないかよりも、加工しやすい形かどうかが問題な訳ですね♪
完成でーす♪
ちなみに貼り合わせでブロックを造ったのは材料の節約の為です。
一個のブロックからももちろん出来ますが、その為に分厚い材料を取ると
法外なお値段になってしまいます。
ゴインゴイン磨いて完成です♪
磨く前にヤスリで研磨しています。
正8面体のラ○エル
正十二面体
正二十面体
まるでダイヤのようだぁ〜☆
もちろん宝石と違って柔らかいのでエッジは甘いですョ
こちらは自然光の元撮った写真
カッコイイ♡
アクリルディスプレイは無限の可能性を秘めてますね♪♫